Q1.0-X住宅とは

平成11年に制定された次世代省エネルギー基準において、住宅の断熱化を進めるための一つの仕様をが提示されました。

しかし、高断熱住宅の良さというのは、居間から廊下へ移動しても温度差の少ない家づくりであることが特徴です。つまり、今までの住宅のように個室暖房ではな く、全室暖房を前提としてエネルギーの計算をする必要があります。

そのような前提で、関西などの断熱基準IV地域での冬季の暖房消費量を計算すると, 次世代省エネルギー基準で 建てた住宅でも、個室暖房の時より倍の暖房エネルギーを消費することがわかりました。

真の省エネ住宅を目指すには断熱基準IV地域で、暖房の消費エネルギーを次世代省エネルギー基準で 建てた住宅の1/4つまり、高断熱化していない、個室暖房住宅の1/2を目指す住宅が目標となりました。この住宅を新住協ではQ1.0(キューワン)住宅として命名し、普及することになりました。

このQ1.0住宅を普及しやすいように仕様の幅を広げ、GRADE1から無暖房を目指すGRADE4まで設定したのがQ1.0-X住宅です。設計の目安になるようにモデルプラン(2階建て延べ面積120m2)で断熱材、開口部、換気の断熱化の方法を提示し、GRADE1からGRADE4まで仕様を明示しています。

 ■ 関西地方では代表的な地域として
気候区分 日射量区分 地 域 暖房エネルギー(kWh/年)
IVa C 舞鶴 9242
IVb B 京都 6619
IVb B 大阪 5478
  
 ■ 次世代省エネルギー住宅からの暖房消費量の削減割合 
   Grade1 1/4
   Grade2 1/5
   Grade3 1/10
   Grade4 0


下記に示すのがQ1.0-X住宅の断熱に関する仕様です。この仕様を参考にしながら、それぞれの住宅の敷地、計画条件、お客様のご要望に合わせて目指すべき省エネ住宅を構築しいきます。
そのために必要なのが新住協のQPEXソフトです。お客様の住宅の条件に合わせながら、屋根、外壁、基礎の断熱要素、開口部の仕様、換気の方法等をこのソフトで検討しながら、計画を進めてまいります。

 ■ IVa C の断熱仕様
 ■ IVb B の断熱仕様




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★ Q1住宅について

NPO法人新住協において、これからの省エネ住宅で推奨している住宅性能です。


★ 次世代省エネルギー基準とは
名前は「次世代」ですが、断熱性能的には、もはや過去の存在になりつつあります。
次世代だからと言って、決して「次世代」を約束するものではありません。


★ Q値が小さいほど省エネ?

省エネ住宅を示す値としてQ値がありますが、2つの建物のQ値を較べてみて、Q値の大きい住宅の方が、性能的に省エネである場合があります。


★ 夏場の日射遮蔽の大切さ
高断熱住宅において、夏の太陽の日差しが室内に入り込むのは要注意です。冬場は貴重な温熱源としてありがたいのですが、夏場は逆に熱が逃げにくいのが災いしてオーバーヒートすることになります。


★ 充填断熱の内部結露について
充填断熱材の内部結露について、正しく施工されれば内部結露の問題はありません。実際に新住協では、これまでに会員が施工した建物の一部を解体し、レポートを出しています。正しい施工と監理をきっちりできる体制が必要です。


★ Q1住宅とパッシブハウス
ドイツのパッシブハウス基準というのは世界の中で先導的な基準です。ドイツと関西の気候の違いを踏まえながら、暖房エネルギーを減少させる工夫をすれば、パッシブハウス基準はクリアー可能です。京都においてはQ1.0住宅?仕様で対応できます。

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