吹き抜けのある高断熱住宅
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■ 冬場の温度測定グラフです。
  この住宅は、京都府南丹市に位置し、京都市内より冬場の温度は低い地域です。
  暖房に関しては、この大きな吹き抜けがあるにもかかわらす、1.5KWのオイルヒーター1台のみでの温度測定です。(エアコンは設置されていません)
次世代省エネ基準で建てられた住宅で、Q値は2.7です。
この住宅は南面に大きな窓を持っています。冬場の太陽光が十分差し込んでいますので、Q値は2.7ですが、値以上に良い温熱環境となっています。

1.5KWのオイルヒーター1台で、計算上、この住宅全体の温度を約3.8°上昇させます。
6畳用のエアコンの暖房能力は約2.2KWありますので、この住宅においては6畳用エアコンをもう一台追加すれば、住宅全体で生活するには十分な温熱環境が確保できます。

この大きな吹き抜けがあるにも拘らず、1階と2階の温度差は1〜2℃以内におさまっています。逆に、高断熱住宅では吹き抜けがあった方が、対流によって温度が均一化されますし、工夫すれば、エアコンの設置台数も減らせます。



■ 夏場の温度測定グラフです。
  冷房に関してはエアコンは設備されていません。

一般の住宅では、2階へ上がると ムッとした暑さを感じます。外気温より高くなっているのです。夏場、屋根面の温度は70°近くにもなります。その熱気が2階の室に伝わってくるのです。
高断熱の住宅(ただし、屋根面の断熱材の熱抵抗値が5.2)の場合、上のグラフでもわかりますように、2階の温度は日中の外気温より低くなっており、屋根材の断熱材が熱を遮断していることがわかります。


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★ Q1住宅について

NPO法人新住協において、これからの省エネ住宅で推奨している住宅性能です。


★ 次世代省エネルギー基準とは
名前は「次世代」ですが、断熱性能的には、もはや過去の存在になりつつあります。
次世代だからと言って、決して「次世代」を約束するものではありません。


★ Q値が小さいほど省エネ?

省エネ住宅を示す値としてQ値がありますが、2つの建物のQ値を較べてみて、Q値の大きい住宅の方が、性能的に省エネである場合があります。


★ 夏場の日射遮蔽の大切さ
高断熱住宅において、夏の太陽の日差しが室内に入り込むのは要注意です。冬場は貴重な温熱源としてありがたいのですが、夏場は逆に熱が逃げにくいのが災いしてオーバーヒートすることになります。


★ 充填断熱の内部結露について
充填断熱材の内部結露について、正しく施工されれば内部結露の問題はありません。実際に新住協では、これまでに会員が施工した建物の一部を解体し、レポートを出しています。正しい施工と監理をきっちりできる体制が必要です。


★ Q1住宅とパッシブハウス
ドイツのパッシブハウス基準というのは世界の中で先導的な基準です。ドイツと関西の気候の違いを踏まえながら、暖房エネルギーを減少させる工夫をすれば、パッシブハウス基準はクリアー可能です。京都においてはQ1.0住宅?仕様で対応できます。

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