高断熱住宅に興味のある方であれば、「ヒートショック」という言葉を一度は見たり聞いたりした事があるのではないでしょうか。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧や脈拍などに変動が起こり、身体に負担をかけることを言います。
高断熱化されていない住宅の場合、浴室やトイレをはじめ、部屋と廊下間や布団の内外など大きな温度差が発生する場所が数多く存在します。これでは、安息の場所であるはずの住まいが、危険と隣り合わせの安心して過ごせない場所になってしまいます。
入浴中の心肺機能停止者数のデータ(東京都健康長寿医療センターの報告書 2011年)では、関西地域の中で大阪を除く全ての府県がワースト10位の中に入っており、関西がいかに断熱の空白地域かという事がわかります。比較的温暖な関西だからといって、高断熱の家がいらないというわけではありません。
高断熱・高気密住宅であれば、日射をコントロールし機械エネルギーを上手に利用する事で温度差の少ない住まいをつくることが可能です。家は建ててから多くの時間を過ごす場所です。健康で快適に暮らすためにも、私たちは高断熱・高気密住宅が必要だと考えています。